サンクトペテルブルグ博物館にある拷問器具コレクション(ロシア)
2016.5.30 20:00 知る・歴史・文化 # コメント(-)
ロシアのサンクトペテルブルグには、初代のロシア皇帝、ピョートル一世が作ったとされるKuntzkamera博物館がある。そこには、中世に使用されていた拷問器具が展示されているんだ。展示されている拷問器具には、どのように使用されていたかがイラストで図解されており、よりいっそうの恐怖を感じさせるんだ。
Collection of Most Barbaric Medieval Instruments of Torture
裸にされ数時間に渡りこの針椅子に座らされ、自白を促されるという
足を縛って逆さにつるした罪人を、2人組で拷問するのこぎり
「鉄の処女」と呼ばれる拷問具
罪人はこの鉄の処女の内部の空洞に入れられ、扉を閉じると同時に扉の部分にある多くの棘に全身に刺さる。釘の長さは様々で、生存空間はほとんどないようなものから、身体を動かせば刺し傷で済みそうなものまでがあった。罪人が死亡した後に、前の扉を開けることなく死体がそのまま下に落ちるように「落し扉構造」があったという噂を記述した文献もある。
ヘッドクラッシャー、文字通り頭を潰す拷問具
主に男性に使用されたという車輪
単に車輪に縛りつけ転がすことで痛めつけるという軽度のものから、転がす場所に刺を生やすことで苦痛を増し、長時間の拷問に使えるように刺ではなく水を使うなど様々な使用法ができるので人気の拷問器具だったとされる。
その他拷問器具
拷問器具関連:ファラリスの雄牛
なお、この博物館画像にはでてこなかったようだが、「ファラリスの雄牛」という古代の拷問器具は最も恐ろしい拷問器具として有名である。
紀元前6世紀頃に古代ギリシャの王ファラリスが芸術家ペリロスに命じて作らせたというもので、外見の通り牛の形をしている。その姿形は青銅で出来ており内部は空洞、背中の扉から中に人が一人入れるようになっている。最初の犠牲者は芸術家ペリロスが実験として殺され、16年もの間自身に抗う者達をこの拷問で処刑し続けたファラリスもまた民衆によりこの処刑を受けたのではと伝えられている。
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