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小児性愛障害に「科学的去勢」を施す薬物研究資金をネット上で募集中(スウェーデン研究者)

2016.4.10 09:30 知る歴史・文化 # コメント(-)

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 スウェーデンの研究者らが、小児性愛障害を持つ男性に対し、「科学的な去勢」を施すための研究資金3万、8000ポンド(約585万円)をクラウドファンディングサイト、walaceaで集めているそうです。この資金で男性ホルモンを低下させる薬剤の研究を行う予定で、残り29日で現在18万円が集まっています。
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 スウェーデン最大の研究機関、カロリンスカ研究所の専門家らによると、一般人口のうち最大5%に小児性愛障害があるとみられています。

 精神科医のクリストファー・ラーム氏によると、この虐待は「激しい性的興奮」「自己コントロールの乱れ」「他人への共感の欠如」の少なくとも3つが要因。そのため、男性ホルモンのテストステロンを低下させることで、小児性愛に起因する虐待のリスクを減らすことができるとみています。

 研究チームは、「デガレリクス」という進行性前立腺がん治療薬に性的衝動の抑制効果があるかどうかを分析中です。この薬剤は注射薬で効果発現が早く、テストステロンを最大3カ月間低下させるそうです。

 ラーム氏によると、小児性愛障害を持つ人々の多くが、実際には助けを求めているそうです。ただ、科学的根拠に基づいた予防的治療や信頼できるリスク評価ツールが存在しない上、どのように支援を受けたら良いか知らない場合が多いとのこと。

 同氏は、英ロンドンで行った記者会見で「一刻も早く研究を進めるべきだ」と強調。資金が集まれば、2018年まで60人程度を対象に研究を行う計画だそうです。

via:.reuters

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