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品薄バターはいったいどこに消えているのか?卸や小売りが販売量を調整している疑惑

2015.12.8 09:00 知る歴史・文化 # コメント(-)

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 ここ数年、日本ではバター不足が叫ばれています。トランス酸脂肪が悪で、バターに含まれる飽和脂肪に害はないという研究結果が報告され、ますますバターの需要があがっているわけですが、実は生産量も上がっています。

 ではいったいバターはどこに消えたのでしょう?そこには卸業者などの思惑が見え隠れしているそうです。
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 Newsポストセブンの伝えたところによりますと、本年度の数字(見込み値)を見ると、バターの生産量は昨年の61万7000トンから65万9000トンと7%増。在庫量に至っては昨年の17万8000トンから21万4000トンと19.8%増。生産量と輸入量を合わせると、消費量より3万5000トンも多いそうです。

 なのに、店頭ではバターが品薄になっている状態。
 いったいバターはどこに消えているのでしょう?

  一部に「チーズ向け生乳には補助金が出るからメーカーがチーズの増産に切り替えた結果、バターが減った」という見方もありましたが、実は補給金はバターにも出ているそうで、その上、バター向けの交付対象数量はチーズの3倍以上と圧倒的に多いそうです。ゆえに生産側の問題ではなさそうです。

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 卸か小売か、あるいはその両方が、バターが高値で売れるので、流通を止めている可能性が高い

 とのこと。品薄で購買心をあおる系のおもちゃ業界でよくありがちなアレなのかもしれません。バターの副産物である脱脂粉乳もこの1年ほど高止まりしており、政府の規制改革会議のワーキンググループも、乳業メーカーには事情を聞いているようですが、強くなりすぎた小売や流通には手をつけられていないようです。

 ということで小売や流通が力を持ち過ぎた結果だとしたら、あまりにも立腹なわけですが、TPPでもマーガリンはOKなのに、なぜかバターは関税撤廃にならずというのは、やはり相当に小売り・卸業界の力が強いという裏付けとみてよいのでしょうか?バターとチーズがライフラインのあたしは非常にぷんぷん丸です。

 実際にアメリカのバターの値段は日本の3分の1以下。日本のマーガリン以下でしかもおいしいです。バターの方が体に良いのならほんとになんとかしてよもう。
 

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