子どもの自殺は9月1日が最多。嫌がる子どもを『学校に行くべきだ』と追い込まないよう注意を呼びかけ
2015.8.20 09:00 知る・歴史・文化 # コメント(-)


1年間のうち子どもの自殺が最も多くなるのは夏休み明けであることが内閣府の調査で明らかになったとして、不登校の子どもらを支援するNPO法人「全国不登校新聞社」が記者会見を開き、間もなく多くの学校が2学期を迎えるのを前に、死にたいと思い詰めている子どもたちに「学校に行くのがつらければ、まずは休んで」と呼びかけ、また親御さんに対しても「嫌がる子どもを『学校に行くべきだ』と追い込まずに気持ちに寄り添うようにしてほしい」と訴えました。
内閣府のまとめによると、昭和47年からおととしまでの42年間に自殺した18歳以下の子ども1万8048人のうち、9月1日に死亡した子どもは131人で、日付ごとでは最も多くなっているそうです。
このため、夏休みが終わる前に注意を呼びかけようと、同法人は、まず、子どもたちに向けて「無理して登校しないで、つらければ迷わず休んでほしい」、また、「親や教師は、嫌がる子どもを『学校に行くべきだ』と追い込まずに、子どもの気持ちに寄り添うようにしてほしい」と発言
代表理事で30年間フリースクールを運営してきた奥地圭子さん(74)は、「多くの子は、いじめられても、つらいことがあっても、学校は行かなくてはいけない場所だと思っている。親もそういう観念にとらわれているが、『学校から逃げてもいいんだよ』と知らせてあげるべきだ」と訴えました。via:nhk
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