女性用バイアグラ販売が承認される。性生活の改善へ(アメリカ)
2015.6.8 09:00 知る・歴史・文化 # コメント(-)


米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は、「女性用バイアグラ」とも呼ばれる薬剤「フリバンセリン(Flibanserin)」について、女性の性欲向上に役立ち得るとしてFDAに承認を促したそうで、これにより販売が実現される見通しとなりそうです。
もしFDAがフリバンセリンを承認すれば、女性の性欲を高める薬が市場に初めて登場することになります。
委員らは、賛成18、反対6でフリバンセリンの市販承認を促す判断を下しました。ただし、医師らが、リスクを承知の上で同薬剤を必要とする女性のみに処方するための追加のリスク管理対策を課しました。
フリバンセリンは更年期前の女性向けの薬剤で、吐き気やめまい、眠気などの目立った副作用が出ることもあるそうです。

クリスティーナ・チャン医師はFDAを代表して、諮問委に対し「数値でみた治療効果は小さい」と伝え、治験に参加した女性らが得た利益とリスクに関する証拠を基に検討するよう要請していました。
しかし実際にフリバンセリンを服用した女性らは、効果は相当のものだったと証言しています。
夫に対する性欲減退に悩み、結婚生活自体が危ぶまれていたというある女性は、「私はフリバンセリンの治験に参加できたラッキーな女性1万1000人のうちの一人でした」「どんなに関係改善に役立った8か月間だったことでしょう。まるで電気のスイッチを入れたかのように、私にも変化が現れました」と語りました。
'Female Viagra' recommended for FDA approval
フリバンセリンを市販する試みは2010年と13年にも行われたものの、いずれの場合も専門家らがプラシボ(偽薬)の場合と比べて決定的な効果はないとして実現しなかったそうです。
FDAのウェブサイト上で公開されている文書によると、フリバンセリンを服用した女性らは満足のいく性的経験が1か月あたり平均で4.4回あったそうです。これに対し治験参加前は2.7回、またプラシボ服用グループでは3.7回だったとのことです。AFP
まあ個人差もあることですし、女性にとって性行為そのものが精神的な要因が大きかったりもしますし、例えプラセーボでも効くと思う人がいるならそれはそれでありかとかなんとかいってみることにします。
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