暴力的ゲームと子供が暴力的になることに因果関係はなし(ハーバード大研究)
2015.5.30 09:00 知る・歴史・文化 # コメント(-)
ハーバード大学の2人の心理学者が新たに行った研究によると、暴力的なゲームを体験した子どもが、日常世界でも暴力的な振る舞いをするということはまったくないそうで、関連性を示すデータは得られなかったそうです。
ハーバード大学の心理学者、ローレンス・クトナー、シェリル・オルソンは、1.86億円(150万ドル)の予算で2014年より1200人の子どもを対象に大規模調査を行いました。
「Grand Theft Auto」などの暴力的なゲームと、「The Sims」などのそれほど暴力的ではないゲームを体験させ、その後の振る舞いを調べたところ、日常生活の暴力性と関連性は見受けられなかったそうです。
暴力的なゲームをプレイすることはほとんどの子どもにとって、ただのストレス発散に過ぎないと、両教授は推測しています。ただし、暴力的なゲームを数時間プレイした後に、リアルの遊びで攻撃性を見せた子どももいたそうですが、それは、テレビなどでアクション映画を観た後の子どもが見せる反応と同じレベルだったそうです。
via:japan.
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