痩せ過ぎのモデルを起用した事務所に罰則する法案、フランスで可決
2015.4.8 09:00 知る・歴史・文化 # コメント(-)
フランス下院は今月3日、痩せ過ぎのモデルを採用した事務所に罰則を科す法案を賛成多数で可決しました。推進派は、スリムなモデルに憧れるあまり、多くの女性が拒食症に陥っていると問題視しており、規制を設けて改善を促すのが狙い。しかしファッション業界は、モデルのスタイルは自由であるべきだと反発しています。
新たな規制は、肥満度を示す体格指数(BMI)が「一定のレベル」を下回るモデルを雇用した事務所や責任者に対し、最大7万5000ユーロ(約980万円)の罰金や6カ月以下の禁錮刑を課す内容。政府が提出した健康増進法案に、一部議員が修正を加えられました。
推進派議員は「スペインやイタリアにも同様の措置がある」と理解を求め、トゥーレーヌ保健相も「モデルはよく食べ、健康に気を配るべきだ」と賛同しました。仏下院は先に、過度に痩せた女性を礼賛するような表現に罰金を科す法案を可決しています。仏国内の拒食症患者は4万人に上り、このうち9割を若い女性が占めるそうです。
via:headlines.yahoo
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