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日本人男性の7割以上が「幸せを感じていない」(内閣府調査)

2015.4.6 09:00 知る歴史・文化 # コメント(-)

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 内閣府が男性の幸福度を調査した結果、「今、幸せだ」と感じている男性が3割を切る28.1%だったことがわかりました。国際比較のデータも発表されており、日本の男性は先進国の中でも幸福度がかなり低いレベルにあることもわかったそうです。

 日本の男性の幸福度の低さは、何が原因なのでしょうか?
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 『男をこじらせる前に 男がリアルにツラい時代の処方箋』の著者、湯山玲子氏によると、20代から60代まで幅広い年代に取材した結果、これだけ社会が変わったのに男性は年配者から若者まで相変わらず「出世・金・女」という旧来的な男の欲望の次が見いだせないという、また、それに準ずる競争や負けることの恐怖が寄生植物のように心の奥底まで根を下ろしているので、世の中のレールから外れてしまった時に新しい生き方を見つけられないことにあるそうです。

 終身雇用が崩壊して、出世に邁進(まいしん)していればとりあえず安心という社会ではなくなりました。気がつけば自分よりも実力も出世もする女性社員もいて、負ける機会も激増。これまでの男性は何かに所属していることでプライドが保たれていたのに、裸の自分が問われるようになってきました。

 今は女が自己主張して自分を幸せにしてくれる男かどうか見極めるようになった時代、ということは、「女に選ばれない」という最大恐怖に直面します。また女性にとって、競争に勝つことばかりに執着する男性はまったく魅力的ではありません。その現実を理解せず、失った自信を取り返すために男らしさを追求してしまうと、かえって空回りしてしまう。これが“男をこじらせる”結果となるようです。

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おぎやはぎに学べ

 おぎやはぎがモテるのは、その飄々とした芸風が「この世界で失敗しても、人生が損なわれるわけではない」という自信の表れに見えるからだそうです。その自立した雰囲気が大物の先輩芸人たちからも好かれ、どこの派閥に所属することなく仕事の幅を広げることにつながっています。おぎやはぎから学べることは、出世欲が強い人ほど出世できず、むしろそんな欲望とは無縁でいるほうが愛されるという皮肉な現実のようです。

 かといってそれは草食系男子になれということではありません。

 女性がいやがる草食系男子というのは、自分を丸ごと肯定してくれる女性じゃないとダメで、受け身のくせに注文が多いタイプのことです。男性は基本的にマザコンだから、自分を認めてくれる女性でないと本能的に恐怖を覚えてしまうんでしょう。かといって、自分を全肯定しろというのは女を自分の都合のいいように征服したいって白状しているようなものです。つまり競争原理に支配されているということで、おぎやはぎ的な生き方の対極にいるわけです。

 湯山さんはそう分析しているようです。
via:shueisha

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