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セロファンをお尻にペトっのぎょう虫検査、2015年を最後に廃止される

2015.3.27 09:00 知る歴史・文化 # コメント(-)

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 むしろ今まで続いていたことに驚きだったわけですが、あの青いセロファンを肛門にこすりつける、こすりつけた後のセロファンを見るとなんだかやるせない気分となるぎょう虫検査が2015年をもって廃止されるそうです。
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 ぎょう虫検査は1958年に始まり、小学3年生以下に義務-付けられていました。しかし、下水道の整備や化学肥料の普及などで、子供の寄生虫感染率は-激減。最近10年間の検出率は1%にも満たくなったことから廃止を決めたようです。

 文科省によると、小学生の寄生虫卵保有は、祖父母世代(昭和33年度)が29.2%、父母世代(58年度)が3.2%に対し、子世代(平成25年度)は0.2%となっています。ただし、沖縄県など南の地域は今でも発生率が高く、文科省では、地域によっては学校の判断で継続するよう指導するそうです。

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 その他、座高測定も2015年を最後に廃止となります。座高測定は戦時中の1937年(昭和12年)、内臓の発育などを確認するために始まったそうです。戦後も上半身と下半身の長さのバランスを見ることで、子供の発育状態が測定できるうえ、学校に配備する机や椅子の高さを決めるのにも役立つとして続けられていました。

 これまでの調査で、小学3年生の平均座高(男子)の推移をみると、2013年(平成25年)度は70.2センチで、祖父母世代の1958年(昭和33年)度に比べて2.2センチ伸びました。この間、身長は6.8センチ伸びており、日本の子供たちの足が長くなっていることが分かるります。

 ただ、学校現場からは、子供たちの健康管理と座高の関係が分かりにくく、机や椅子の配備にもあまり役立っていないとして、「測定に意味がない」との声が上がっていたそうです。


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