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ネット上での出会いに最も重要なのは「名前」(英研究)

2015.2.25 09:00 知る歴史・文化 # コメント(-)

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 ネット上での出会いに大切なこと、それはプロフィール画像、肩書き、ユーモアのセンスなどはもちろんですが、一番重要なのは、「名前」だということが判明したようです。

 これはは英ロンドン大学クイーンメアリー校のハリド・カーン(教授と同校バーツロンドン医科歯科学部のサミール・チョードリー氏が研究したもので、出会い系サイトで最も多くの人に「見られて」いるのはハンドルネームがアルファベットの前半、「A」から「M」のいずれかで始まる人たちだったことを確認したそうです。

 日本語に置き換えると「あ」から「ま」あたり?
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 カーン教授らは出会い系サイトを利用する人たちがネット上で自分の魅力をどのように伝えようとするのか、それを見た人がそれに反応しているのかどうかに関する客観的データを収集すべく心理学、社会学、行動科学の各分野のジャーナルに過去に掲載された出会い系サイトに関する3938本の論文を調べました。

 カーン教授は「インターネット上で出会いを求める場合に重要な点はいくつかある」と指摘し、「ハンドルネームをアルファベット順の前半にある文字から始まる名前にすることの重要性は驚くほど大きい。学業成績や収入など成功の度合いを測るいくつかの基準は、名前の最初の文字がアルファベット順で前にあるほど高い傾向があることが分かっているからだ」と述べました。「その上、検索エンジンは名前をアルファベット順に並べているという事実がある」

 カーン氏らの研究で以下のような知見が得られたそうです。。

・男性は「ブロンディー(金髪の)」、「キューティー(かわいらしい)」など身体的な魅力を表す言葉が入ったハンドルネームを好む。一方、女性は「カルチャード(教養ある)」など知性を表現する言葉を使ったものを好む。

・「バグ(能なし)」、「リトル(小さい/少ない)」など否定的な印象を与える単語をハンドルネームに使わず、「Fun2bwith(一緒にいて楽しいという意味のFun to be withをもじったもの)」など、遊び心を感じさせるハンドルネームにすること。

・メッセージの書き出しには、シンプルな言葉を使うこと(出会いの時には、複雑な言葉は相手を興ざめさせる)。ユーモアを効かせる一方で、うそはつかないこと。

・やりとりを始めた当初は、他のユーザーたちに「目配せ」しない。つまり、別の誰かの気を引こうとするような言葉を使わないこと。デートの相手として候補になりそうな人だけに短いダイレクトメッセージを送る。

・やりとりが続くうちにメッセージが長くなる傾向が出てくる。だが、相手が「長い学術論文」のような文章を好む人物であることがはっきりと分かるまでは、そうした文章は避けること。

・文字にした情報によって、後で痛い目に遭う可能性がある。プロフィールにうそは書かないこと。また、7割は実際の自分について、3割は自分が求めるものについて書くとよい。

 カーン教授とチョードリー氏は、今回の調査には限界があることを認めています。データ収集に用いた手法は対象とした全ての論文について標準化されていたわけではなく、いくつかの点で明確な理解を得るのが難しかったそうです。さらに、出会い系サイトで知り合ったカップルが長期的な関係に発展した例を確認したわけでもありません。

 しかし2人は今回の研究は多くのことを示唆していると確信しています。「出会い系サイトを使う人たちは、『好ましさ』は潜在意識の第一印象がもたらすものであることを理解しないまま、細かいことに気を取られすぎている。」と締めくくりました。盲点だった!ってやつか。

via:afpbb

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