他人の便を移植する「糞便移植」を行った女性、肥満の人から移植したところ急に肥満に(アメリカ)
2015.2.12 09:00 知る・歴史・文化 # コメント(-)
腸内環境はとても大事だということは昨今よく言われていることですが、他人の糞便を腸内に注入することで、腸内環境を変え、腸炎を治療するという「糞便移植」が注目を集めています。
米国で、大腸炎を患っていた32歳女性が糞便移植手術を受けたところ、体重が一気に16キロも増加し、肥満体型になってしまったそうです。この女性はもともと細身でしたが、糞便の提供者である自分の娘はぽっちゃりさんだったそうで、どうやら体型までもが似てしまったんだとか。
手術から1年後、急激に太った女性は病院を訪れて何が起きたかを問いただしたそうです。女性によれば、それはまるで「体内のスイッチが切り替わったようだった」とのことで、体重はいっこうに減らないといいます。
この女性の糞便移植手術をおこなった医師コレーン・ケリー氏は、以来、糞便提供者選びに慎重になり、肥満の人はお断りしているそうです。実際にマウスを使った実験でも、痩せたマウスに肥満マウスの糞便を注入したところ体重が増加するという結果が出ているそうです。
糞便移植は、重度のクロストリジウム・ディフィシル誘発性大腸炎患者の治療に有効的であるといわれており、患者の体内に健康なドナーの糞便を注入することで善玉菌を増殖させる目的あり、実際に根治するなどの効果を上げています。via:slashdot
いいこと考えた!逆に痩せてる人の糞便を移植してもらえば痩せられる?そんなダイエットが未来の形か?
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