今日の気になるニュース

カラパイアの最新記事

動画・画像・ニュース紹介ブログ

アンテナ系ブログ

「受動喫煙=がん発症」は疫学調査や動物実験でも証明されていないという事実

2014.10.20 09:00 知る歴史・文化 # コメント(-)

no title

 受動喫煙の可能性を世界で初めて指摘したのが、1981年に発表された「平山論文」だそうです。40歳以上の非喫煙者の妻と喫煙者の夫9万1540組を16年間追跡調査し、夫の喫煙が多いほど妻の肺がんによる死亡率が高くなるとする内容だったそうですが、計算方法が恣意的であったり、データの分類方法が誤っているなどとの批判を受けていたり、原データが公表されていないといった問題もありました。

 結局のところ現時点では受動喫煙と健康の因果関係は証明できないのだそうです。
このエントリーをはてなブックマークに追加

 医学博士・葦原祐樹氏によると、「平山論文は、統計を基にした“疫学調査”と呼ばれるタイプの研究です。疫学調査では、受動喫煙者のがん死亡率が非喫煙者より高いとしても、喫煙者家庭に共通した喫煙以外の生活様式や環境の影響である可能性も残る。もともと疫学調査は、何に研究費を投じるべきかを判断する予備調査にすぎず、これをいくら繰り返しても、受動喫煙と健康の因果関係は永久に証明できません」とのこと。

 たばこの有害性を主張する研究にはもう一つ、発がん性物質を用いた動物実験という手法があります。しかしこれも、受動喫煙の有害性を証明するには至っていないそうです。

 「たばこには確かに発がん性物質が含まれ、動物実験では高確率でがんが発生します。しかし動物実験では、たばこの発がん性物質を抽出、精製したものを動物に投与する。実際の喫煙や受動喫煙で摂取する量と比較にならないほど大量に投与しても、喫煙や受動喫煙の害を証明したことになりません。疫学調査と動物実験ばかりが延々と繰り返されているということは、たばこ有害説を証明する研究には成果が望めないということの裏返しなのでは?」と葦原氏は語ります。

 喫煙者数と肺がん死亡者数の推移に関しても、ここ60年、喫煙者数は減少しているのに対し、肺がん死亡者数は70倍にも増えています。肺がんにおいて、喫煙という要因は重大なものではないとの見方も出ています。

2

 「因果関係が証明されていないのに、医者でさえ、たばこでがんになると信じている。たばこ有害説はもはや世界共通の宗教的信念だと言っても過言ではありません。実際には、非喫煙者にとって煙や臭いが不快だという好みの問題にすぎませんよね」葦原氏はそうつづけます。

 逆に、ニコチンがアルツハイマー病やパーキンソン病、潰瘍性大腸炎の治療に有効であることが証明されており、実際の治療現場への導入も進んでいるそうです。受動喫煙が体にどう影響を与えるのか。正確な研究が求められています。via:nikkan-spa

この記事を読んだ人はこんな記事に興味があります

000

ザイーガ - TwitterザイーガのRSSザイーガのFacebook