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なぜ女は、怒ると芋ヅル式に過去を掘り起こすのか?

2014.8.24 09:00 知る歴史・文化 # コメント(-)

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 男女の行動特性には意外なほどの違いがあり、男がロジック(論理)の生き物なら、女はエモーション(感情)の生き物と言われています。これは現代の心理学や生物学、脳科学においてすでに定説となっている考え方だそうです。

 心理学者の伊東 明氏が、女性の思考についての記事を書いていました。男性なら「君はこうすべきときに別の選択をして、僕たちに大きな迷惑をかけた。だから許せない」などと、ロジカルな怒り方をしますが、女性の場合はまず「怒り」という感情が先にあり、それを正当化するためにロジックを展開するのだそうです。筋道が逆なのだそうです。
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 また女性は、怒りの感情に達すると、次々と、記憶の中から過去における「ひどいことをされた」という事実を引っ張り出してくるそうです。

 夫婦において、妻が夫に怒りをぶつける時、まさに芋ヅル式に、数カ月前の話から何年も前の話、はては結婚前の出来事まで掘り起こしては列挙し、呆然とする夫を責め続けます。

 この場合、何かをきっかけに「ひどい人」と思ったら、それを補強するような証拠を、ありとあらゆるところから引っ張り出してくるのです。ロジックはエモーションの後付けにすぎません。

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 女性は男性に比べて感情の記憶が豊かです。比喩的に言うと、脳内にさまざまな感情が格納され、感情にはそれをもたらした記憶が付随しています。男性がフォルダ一つ分だとしたら、女性は本棚一列全部というくらい量に差があります。さらに女性の感情を伴う記憶へのアクセス速度は、男性より格段に速く、目の前の出来事が、あっという間に過去の感情を伴った記憶とリンクします。
 
 その中で過去の話を引っ張り出すのは、女性からみれば必勝の戦略なのです。過去に起きたことは変えようがないから、男性には反論のしようがありません。

といっても、反論できればいいということではありません。

 男性は基本的に解決志向です。「目の前に問題があるなら、解決する方法を考えなければ」と信じています。ですから、目の前の問題とは無関係な過去の話を持ち出されると、「今ここでそんな話を持ち出しても無意味。問題はそこじゃないだろ」と反応します。

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 理屈としては正しいかもしれません。しかし、論点整理をし、問題解決に向かおうとするそのこと自体が、女性にとっては自分への「敵対行為」と映ります。自己を否定されたと感じ、猛烈に怒るでしょう。

 というのも、女性が求めるのは「今のわたし」を認めてもらうことです。どちらが論理的に正しいか、効率的か、などということは男が納得するための理屈であり、女性にとっては重要なことではありません。女性は相手に、自分の言い分を認めさせ、自分の感情を肯定してくれることを望んでいます。

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 もし女性の怒りを鎮めたいのであれば、男性は「自分の言い分が絶対に正しい」と思える場面でも、とにかく女性の言い分を認めてあげることです。できれば「そうだね、あのときは悪かった」と謝ってみせるのが上策です。

 しかし、実際にそう言えるかというと別問題。よほど場数を踏んでいないかぎり、悪いと思っていないのに謝ることはできません。「そんなこともあったね」と、うなずきながら事実関係を認めることが大切だと思います。via:president

 と、伊東 明氏は語っています。で、実際のところどうなんでしょう?

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