「脱法ドラッグ」の新呼称が決定その名も「危険ドラッグ」
2014.7.24 09:00 知る・面白 # コメント(-)


「脱法ドラッグ」ならまだしも、「脱法ハーブ」という名称は、ハーブ=自然素材=ナチュラルという、天然素材は体に優しいジンクスにうっかり勘違いしてしまうネーミングだったので、今回の改正はさもありなんという形なのですが、脱法ドラッグの危険性の認識を高めようと、警察庁などが新しい呼び名について意見を募集した結果、脱法ドラッグに代わる実態を表す新しい呼び名として「危険ドラッグ」という名称が決定したようです。
脱法ハーブを含む脱法ドラッグが関係する事件や事故が相次いでいることを受けて、警察庁と厚生労働省は「脱法ドラッグ」という呼び名は、覚醒剤や大麻に似た作用があるにもかかわらず、危険な薬物ではないような誤解を与えているとして、呼び名を変更しようとホームページなどで意見を募集しました。

その結果、新たな呼び名の案や意見がおよそ8000人から寄せられ、その中から脱法ドラッグに代わる実態を表す新しい呼び名として「危険ドラッグ」という名称に決めたと発表しました。

これについて、古屋国家公安委員長は22の閣議のあとの会見で、「『危険ドラッグ』という新たな呼称がしっかり浸透することで、非常に危険なものであることを認識していただくように期待している」と述べました。
警察は今後、統計を取る際や乱用防止のキャンペーンなどで新たな呼び名を使って危険性を訴えていくことにしています。

ちなみに寄せられた意見で多かったのは、麻薬に準じるものと書く「準麻薬」が183件、次いで「廃人ドラッグ」が140件、「危険薬物」が123件、「破滅ドラッグ」が110件、新しい呼び名として選ばれた「危険ドラッグ」が102件だったそうです。他にも「有害ドラッグ」が95件、「違法ドラッグ」が87件、「殺人ドラッグ」と「幻覚ドラッグ」が85件、「錯乱ドラッグ」が81件あったそうです。
警察庁は「危険」ということばが頭につく呼び名が260件あり、「ドラッグ」がうしろにつくものが5900件あったことから、双方を合わせて危険性を認識してもらうために最も適しているとして「危険ドラッグ」という名称を選んだということです。via:nhk
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