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ネット上で民意を操るツールをイギリスの諜報機関が開発

2014.7.20 09:00 知る歴史・文化 # コメント(-)

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 英国の諜報機関GCHQが、オンライン投票の操作、ウェブサイトのページヴューの増加、Skype通話の盗聴などを行うツールを開発していたことが明らかになったそうです。

 英国の諜報機関である政府通信本部(GCHQ)は、オンライン投票の操作やウェブサイトのページヴューの増加、ソーシャルメディア上のデータの自動抜き取りなどを行うツールを開発していることが、ジャーナリストのグレン・グリーンウォルド氏によって明かされました。
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 GCHQの脅威研究情報合同部門によって開発されたこれらのツール類は、グリーンウォルド氏が運営するサイト「The Intercept」で公表されているそうです。今回の情報は、エドワード・スノーデンによって明らかにされた一連の情報(GCHQが「Facebook」や「YouTube」のユーザーをスパイしていた件など)の続報となります。

 Wikipedia記事の形式でまとめられた「ツールとテクニック」という一覧には、DDoS攻撃など、かつて好まれた手法がいくつか掲載されています。しかし、新しいものもたくさん入っており、それぞれに奇妙な名前がついています。たとえば、GCHQが標的とするコンピューターのアカウントを無効にするためのツールは「Angry Pirate」。また、Facebookと「LinkedIn」から公開データを集める機能はそれぞれ「Godfather」と「Fatyak」と名付けられており、ほかに、GCHQが自動投稿できるようにするプログラムもあります。

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 「Miniature Hero」は、「Skype」通話をリアルタイムで聴くためのツールです。Skypeを所有するマイクロソフトがどの程度関与していたかが懸念されています。マイクロソフトが暗号化されたメッセージを米国家安全保障局(NSA)に渡し、NSAがそれにより電子メール、クラウドストレージ、およびウェブチャットに潜入できていたことが明らかになったのは、スノーデン氏のリークが最初に紙面に出てからすぐの、2013年の出来事だったそうです。

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 最もひどいのは、オンラインメディアの操作だそうで、たとえば「Clean Sweep」は、GCHQが「個人、あるいは複数の国向けにFacebookのウォールの投稿を装う」ことができるようにつくられています。

 「Gateway」は、特定のウェブサイトへのトラフィックを増やすことを目的とするもの。「Slipstream」では、GCHQがページヴューを増やすことができます。「Underpass」では、GCHQが「オンライン投票の結果を変える」ことができ、「Badger」は、電子メールのスパム・システムとして、「Warpath」はSMSのスパム・システムとして機能します。「Gestator」は、YouTubeなどのプラットフォーム上のメッセージをGCHQが「増幅」することができるそうです。

 各ツールには「ステイタス(状況)」欄があり、「開発中」だったのか、それとも「発射準備完了」だったのかが記されているますが、これはスノーデン氏が持ち出した2012年段階のものです。

 まあ「知ってた。」となるかもしれませんがネット上のデータはすべて何らかの形でストックされ利用されてるってことです。via:sankei

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