信じられるのはネットだけ、大事なのはSNSの友達だけ。どんどん視野が狭くなり現実からかけ離れていく若者たちの現状
2014.7.16 11:09 知る・歴史・文化 # コメント(-)


日経新聞が伝えたところによると、最近の若者、特に子供たちは「信じられるのはネットと、ソーシャルメディアでつながっている友だちとのやり取りだけ」となっており、流れてくる情報を「コピペ」することに慣れ、それが正しいかどうか調べるスキルを失いつつあるそうです。
その結果、ネットやソーシャルメディアの情報をうのみにし、誤った情報が拡散され収拾がつかない状態に。今や「不夜城」と化したソーシャルメディアから、子どもたちを守るにはどうしたらいいのか。その処方箋を、元小学校教員でIT(情報通信)ジャーナリストの高橋暁子氏はこう解説します。
10代の若者がレポート作成時に、インターネット上の百科事典「Wikipedia」の文面をそのままコピーしたり、Twitter(ツイッター)に流れるデマをそのまま受けて止めて周囲に拡散してしまったりする例は、枚挙にいとまがありません。ネット上の書き込みを信じ、チェーンメールを信じ込み、難を逃れるために友だちに不幸のメールを送ったり、夜中におまじないをしたりして寝不足になる子もいるそうです。

小学生の子どもへの教育は、子どもが実感できる身の回りから教え始めるようになっています。例えば社会科は、一番小さく身近な社会的単位である「家族」から始まって、「市町村」「都道府県」「日本」「世界」と徐々に規模を広げていきます。子どもの興味関心対象は、子ども自身から家族や友だち、社会、世界へと広がっていくもので、それに合わせているのだそうです。
ところが最近の10代の子どもたちでは、興味関心の範囲が「友だち」で止まっているケースが見受けられると高橋氏は語ります。政治経済や社会的ニュースには興味はないけど、クラス内のゴシップには興味津々だったりするそうです。

メディアの信頼度 (各メディアを「全部信頼できる」大部分信頼できる」と回答した者の合計)出典:平成25年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査
総務省情報通信政策研究所の「平成25年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」からは、メディアが流す情報を信用する傾向が見えました。10代でそれぞれのメディアを「全部信頼できる」「大部分信頼できる」と回答した人の合計は、「インターネット」が38.1%、「テレビ」が73.4%と、どちらも他の年代よりも高かったそうです。また、10代は他の年代に比べてネットやテレビを信じる傾向にあるそうです。via:nikkei
テレビの情報をうのみにするのは10代だけでなく60代以降のおばさんが極端に多い気もします。うちの母親とかすべての知識をテレビから得ているわけなので、上記の表からもその傾向がすごくうかがえるわけなんだけど、どう対処したらよいでしょうか?そこんところも対処法をよろしくです。
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