2chに誹謗中傷を書き込まれた元准教授が教え子を訴えた判決で勝訴。まとめブログに転載分を含めた慰謝料が請求される。
2014.5.5 09:00 知る・歴史・文化 # コメント(-)


ネット掲示板「2ちゃんねる」での書き込みで中傷を受けたとして、慶応大学湘南藤沢キャンパスの元准教授が、その書き込みをした教え子の男性に約330万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が今月1日、横浜地裁で言い渡されたそうです。裁判官は「元准教授の社会的評価を低下させた」として、約180万円の支払いを命じました。
判決によると、在学中に元准教授のゼミに所属していた男性は2012年8〜10月、元准教授について掲示板に「楽しそうにハラスメントしてんじゃねーよ」などと匿名で書き込んだそうです。
男性側は、書き込んだ理由について「元准教授から不当な扱いを受けた」と説明する一方で、書き込みは一般的な表現で社会的評価は低下していないなどと主張しました。この主張は受け入れられず、裁判官は、元准教授の名誉を毀損したと認定。その他、600近い2ちゃんまとめサイトへの転載分も含めた慰謝料100万円のほか、書き込んだ人物の調査費用約70万円の支払いも命じたそうです。
元准教授側は、掲示板の管理会社やプロバイダー会社を相手に、書き込んだ人物の情報開示を求める仮処分や訴えを提起。東京地裁は昨年、プロバイダー会社に発信者情報の開示を命じ、男性の書き込みと判明しました。via:kanaloco
というか、ネット上から相手を特定する為の調査費用って70万円もかかるのですね。でも今回の判例のように、勝訴すれば戻ってくるわけですが、ネットで一度書き込まれた誹謗中傷とかって、それが嘘であってもずっと残っているわけだし、そういった風評被害って精神的にもプライスレスなダメージが残るっていうか、なんとかならないもんなのかな?嘘データが検索結果に上がってこないようになるとか。
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