白人がゲームの中で黒人のキャラクターを操作すると暴力的にふるまい、ゲームを終えた後もその攻撃性は維持されることが判明(米研究)
2014.3.30 09:00 知る・歴史・文化 # コメント(-)


オハイオ州立大学とミシガン大学の研究によると、白人が暴力的なテレビゲームの中で自身のアバターとして黒人のキャラクターを操作すると、通常よりも攻撃的になることがわかったそうです。更に、ゲーム中のみならず、ゲームが終わった後にもその攻撃性は増すことが判明しました。
ゲームはグランド・セフト・オートVとセインツ・ロウ2が用いられました。白人は黒人のプレイヤーを選ぶと、ゲーム中のみならず、ゲームが終わっても攻撃的な行動を維持し、特に黒人に対しての暴力的なふるまいは増長され、黒人を武器と結びつけるなど、黒人に対してネガティブな行動を示すこともわかりました。

この結果は、暴力的なゲームを行った場合、ゲームを終えた後も攻撃的な行動を持続させる可能性があることを示す最初の研究成果となるだろう、とこの研究を率いた、ブラッド・ブッシュマン氏は述べています。
「バイオレントなビデオゲームの中で黒人のキャラクターを操ることは、黒人は暴力的だとするステレオタイプな悪質な見方を助長させる結果にもつながることが判った」とブッシュマン氏は付け加えました。
via:weaselzippers
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