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刑務所の独房は脳に異変をきたし精神を蝕む、人間は隔離に耐えられない(米研究)

2014.2.24 08:59 知る歴史・文化 # コメント(-)

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 米国では現在8万人以上、世界全体ではさらに数えきれないほど、独房に収容されている受刑者がいますが、米イリノイ州シカゴで行われたアメリカ科学振興協会の年次会合で研究者たちは、人間の精神は独房収容の感覚的、社会的な隔離状態に耐えられるつくりをしていないと述べました。

 人は、視覚刺激や対人関係、身体活動、日光などを奪われると、脳の構造がたった数日で変化するそうです。
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 人間は、触れ合いなど、肯定的な感情を伴う体験をすると、脳内物質がポジティブに活性化することは以前の研究よりあきらかとなっています。逆にこうした重要な刺激を人間から奪うことは危険を招く恐れがあり、脳の多くの構造を縮小させると、ミシガン大学の神経科学者、フダ・アキル氏は警告を促しています。

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 カリフォルニア大学サンタクルーズ校のクレイグ・ヘイニー教授(心理学)によると、米国で独居房に収容されている受刑者の約3分の1は、精神疾患を患っているそうです。

 収容前に精神疾患がなかった受刑者の多くも、厳しい独房環境から不安神経症やうつ病、衝動抑制障害、社会恐怖症などを発症します。また、孤独感から幻聴が生じるようになる人もいるそうです。ヘイニー教授は「社会的接触を奪われると人間は自己感覚を失う」と述べました。

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 19世紀、何十万人もの受刑者を独居房に収容する大規模な心理学実験が行われたことがあります。隔離によって自己の内面と神に向き合い、更生を促す試みでしたが、まもなく多くの受刑者が正気を失うことが明らかになったそうです。

 にもかかわらず独房収容が現在でも広範に行われているのは、暴力を振るう受刑者から刑務官を守る最も簡単な方法だと考えられているからだそうです。

 ヘイニー教授によると、米国では1970年代後半から独居房の使用が広まりましたが、当時の刑務官たちは、独居房が受刑者に与える悪影響を十分に認識していたそうです。

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via:afpbb

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