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男性の方が女性より傷つきやすい。その理由を染色体にあるという仮説

2013.12.10 09:00 知る歴史・文化 # コメント(-)

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 男性は女性よりも傷つきやすい。その理由が染色体にあるという仮説を、現在ニューヨーク在住の医師でありモデルである陳佳奈さんが導き出したそうです。
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 人間は遺伝子によって構成されています。その遺伝子を納めているのが染色体と呼ばれる糸のような物質で。染色体は全部で23ペアあり、そのうち1ペアは男性か女性かを決定している「性染色体」だそうです。男性ならYとXを1本ずつ、女性なら2本のXを持っています。ちなみにYとXというのは染色体の形を表しています。

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 Y染色体には男性となるために必要な遺伝子があるのでもちろん重要なのですが、生きていく上で必要な情報は主にX染色体にあるそうです。

 そのためXになんらかの異常があると、Xを1本しか持たない男性はすぐにその影響を受けてしまい病気を発症してしまうそうです。

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 一方、女性はXを2本持っています。これは、父と母両方から1本ずつ受け継いだものです。その2本のうち1本はギュッと抑えられ、その遺伝情報はあまり使われていません。

 全身の細胞のうちどの割合で母由来のXが使われ、父由来のXが使われるのかはランダムに決められるそうです。ある子供では90%母親のXが活性化されて母親にそっくり、ある子供では80%父親のXが活性化されて父親にそっくりだったりするそうです。

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 女性の場合1本のX染色体に異常があっても、もう1本がうまく活性化してくれば影響を受けないで済みます。つまり、女性はいざという時のためのバックアップを備えていますが、男性はバックアップが無い状態なのだそうです。

 男性の方がナイーブで女性の方がタフなのは、そんな理由もあるのかもしれないと、陳佳奈は仮説を立てたそうです。via:asahi

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