お注射で禁煙。ロシアで禁煙用ワクチンが開発される。
2013.9.11 09:55 知る・映画・テレビ # コメント(-)
2.3回のワクチン注射を打つことで禁煙することができる、禁煙用ワクチンがロシアで開発されたそうです。
試薬は臨床試験の第2段階に入っており、その段階を無事パスすれば、晴れて市販の運びとなり、脱タバコ依存の特効薬として誰でも利用可能になるそうです。開発者は5年以内の製品化を見込んでいます。
このワクチンは、喫煙による快楽との連絡を絶つもので、ワクチンは免疫物質の分泌を担当する細胞に届けられ、そこに「繋留」されるます。すると今度は抗体がニコチンを血液に結びつけます。この複合的メカニズムによって、ニコチンが脳内の「快楽中枢」に侵入することを防ぎ、タバコが幸福や快さといった感覚を呼び起こさないようにするというもの。これにより依存の鎖は断ち切られるそうです。
このワクチンの開発を行っているロシアの「ロスナノ」社のドミートリイ・オフチニコフ氏は次のように語っています。
「現在臨床試験の第2段階が行われている。しかしだからといって、薬を飲みました。はい明日からタバコは必要ありません、というわけにはいかない。まだ完成のための作業が要る。現在薬用成分が体内の必要な箇所に届けられるためのシステムの開発がなされている。いわば、いかなる人工衛星も搭載可能な打ち上げロケットを開発しているのだ。」
現在市場に出回っているものは、代替物の使用によってニコチンを逃れるセラピー的なものが大半を占めています。貼り薬やチューインガム、その他の形態で低用量のニコチンを摂取することが奨められているます。
新しい製薬のメカニズムはこれとは根本的に異なるもので、中毒者の免疫システムに、血中のニコチンをブロックする抗体を作りだすよう教育するものだそうです。ブロックに成功すれば、ニコチンは脳には回らなくなります。もう喫煙から得られる喜びも発生しなくなり、楽に禁煙できるようになるのだそうです。
最終的に、禁煙を望むタバコ依存症患者は、医師から2、3度ワクチン接種を受けることになります。それが終われば、もうタバコのことなどすっかり忘れることができるのだそうです。ワクチンはまったく独自のもので、特許取得済みの技術に基づいているものだそうです。via:ruvr.ru・twwtn
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