食べても食べてもお腹がすくよ?6人に1人、肥満遺伝子を持っている可能性(英研究)
2013.9.2 09:00 知る・面白 # コメント(-)


人間の6人に1人は、食欲ホルモンと呼ばれる、高レベルのグレリンをもたらすFTO遺伝子の突然変異があることが確認されたそうです。この遺伝子をもつ人は、食べても食べても空腹を感じ続けてしまうのだとか。
この研究を率いた英エクセター大学ペニンシュラ・メディカル・スクールのアンドリュー・ハタスリー氏は、肥満の人と普通の体重の人の血液サンプルと脳スキャンを分析し、遺伝子と体重の増加の関係を証明しました。これまでこの実験はマウスでしか行われていなかったそうです。
はすたりー氏は、2007年にすでに、FTO遺伝子のいわゆる変異AAをもつ人は、変異TTをもつ人よりも、平均して3kg体重が重いことを証明していました。このときから、ほかの研究(マウスに対して行われた)は、高レベルのFTOタンパク質が、エネルギー消費を制御する脳の部位に見られることを明らかにしていたそうです。

このミッシングリングは、小腸の中でつくられ、体内に取り入れられた食べ物と空腹感の仲立ちをするホルモンにあり、このひとつが、グレリンなのではと推測されています
研究では、FTO遺伝子のTT変異をもつ人は、食事の前にグレリンのレベルが高くなり、食欲を強く刺激されることが観察されました。これに対して、変異AAをもつ人は、食事の後も高いレベルを維持していました。これは常に食欲があるということになります。

こうした人々に、食べ物の画像を見せたあとで、食べる前とあとに脳の分析を行ったところ、モチベーションや報酬に関係する脳の部位も、食事の前もあともずっと活動的だったことが観察されました。このことは、グレリンのレベル増加が直接的に脳の食べ物に対する反応に影響していることを意味しています。

FTO遺伝子の関与なくして、高レベルのグレリンが存在することはないそうで、試験管内の人間の細胞において、高レベルのFTOは、化学的・後成遺伝学的相互作用によって、グレリンの生成を誘発することが観察されたそうです。要するに変異AAをもつ人は、高レベルの空腹ホルモンをもっていて、肥満になる可能性がより高いということになります。
これにより、人間においては、食欲と肥満は、ひとつのホルモンでは済まないもっと複雑な事柄だということがわかったそうです。via:sankei
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