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同性愛への姿勢に世界で温度差、日本は年齢で隔たり=調査

2013.6.7 09:00 知る歴史・文化 # コメント(-)

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 米ピュー・リサーチ・センターが4日発表した調査結果によると、同性愛に対しては欧州や米国、カナダ、中南米では寛容の度合いが増している一方、アフリカや中東では反感が根強いことが分かったそうです。
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 同調査は、世界39カ国の約3万8000人を対象に実施。ヨルダンやエジプト、インドネシア、パキスタンなどイスラム教徒が多数を占める国や、ナイジェリアやセネガルなどアフリカ諸国で、同性愛者は社会的に拒絶されるべきとの考えが圧倒的多数であることが示されたそうです。

 同性愛結婚が認められてる地域、または合法の地域
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 一方、北米や欧州の大部分では、同性愛に対する寛容性が拡大し続けており、イスラエルやポーランド、ボリビアなどでは賛否が割れていることが明らかになりました。

 ピューは報告書で「同性愛への支持は、宗教が生活の中心にない国で特に広がっている。対照的に、信仰心が高い水準にある貧しい国々では、同性愛を寛容すべきとの声は少数派だ」と指摘。ただ、ロシアや中国など、宗教の影響力がさほど強くない国でも、同性愛が受け入れられていない例は一部あるとしています。

 同性愛を国民が多く支持している地域(緑)、国民が多く拒否している地域(オレンジ)
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 また同調査では、年齢や性別も、同性愛に対する姿勢で差を生む重要な要素であることが判明。女性や若年成人層で同性愛を許容する傾向が強く、同性愛者の権利向上が進んでいるフランスや米国などでも、女性の許容度は男性を約10%ポイント上回っているそうです。

 日本では、同性愛を支持するとの回答は全体では54%で、性別でみると、支持すると回答した男性は47%、女性では56%と、女性の方が許容する傾向が高く、年齢別でみると、30歳未満では83%、50歳以上では約40%と、年齢による開きが顕著となっています。米国でも、18歳以上30歳未満では70%が同性愛を支持していますが、50歳以上では52%にとどまっているそうです。
 
via:pewglobal reuters

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