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プーチン大統領と森喜朗元首相が会談。北方領土問題に進展の兆し

2013.3.4 09:00 知る歴史・文化 # コメント(-)

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 前にプーチン大統領の画像を紹介するときに、元外務省職員である佐藤優氏原作の漫画 『憂国のラスプーチン』のお話をしたかと思います。単行本には巻末に、佐藤優氏や森元首相などのインタビューが掲載されていて、プーチンさんと森さんのエピソードがとても興味深いものでした。

 漫画の方も、北方領土問題に関しても、当時マスコミが大々的に取り上げていた内容とはまた別のストーリーが描かれていて、そちらの方も面白かったのですが、あの漫画を読んだことのある人なら、「おおこれは」と思えるような進展が、まさに現実になった模様です。
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 森喜朗元首相は安倍晋三首相の特使としてロシアを訪問、2月21日、プーチン大統領とモスクワのクレムリンで会談したそうです。プーチン氏は昨年3月、「北方領土問題は引き分けによる最終決着」と語ったことについて、「双方が受け入れ可能な解決策のこと」と説明しました。また、「日露間に平和条約がないのは異常な事態」と指摘し、平和条約締結の前提となる領土問題の解決に意欲を示したそうです。

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 かつて唯一プーチン大統領と会ったことのある森元首相。それから2人の交流は続いているとのことでしたが、今回、2人はけっこう突っ込んだ話し合いをしたようで、「領土問題を隅っこで闘っていないで真ん中に戻そう」、という話し合いとなったそうです。

 日本の経営コンサルタントであり起業家である大前研一氏は、プーチン氏の言う「双方受け入れ可能な解決策」とは、「面積等分」のことだと推測しました。これは2006年の麻生太郎外相(当時)の私案で、北方四島全体の面積を2等分する境界線を日露両国の国境とするものなのだそうです。

 大前研一氏は、日本の外務省の「四島一括返還をしない限り、平和条約は結ばない」という考え方に違和感を抱いており、もともと日本は歯舞、色丹の2島返還でソ連と妥結しようとしていたものが、1956年8月、ロンドンで当時の米国のダレス国務長官が重光葵外相に対し、「沖縄を返還する代わりに、ソ連にも四島一括返還を要求しろ」と恫喝し、それ以降、日本は「四島一括返還以外はあり得ない」と、外務省の主張に変化したもの、つまり米ソ冷戦時代のアメリカの指示で「「四島一括返還」を言い始めたに過ぎないと思っているそうです。

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 大前氏は「既に沖縄は返還済みなので、今は何を言っても自由だと思う。だいたい、ソ連のスターリンが固執した北海道分割案に対して、"それはカンベンして。代わりに北方四島を持っていけ"とソ連に言ったのは米国のルーズベルトとトルーマンなのだから」と語ります。

 「そういうふうに日本が操られていた歴史の事実を、きちんと国民に説明するべきだ。私は”日本人はみんな勘違いしているから、この問題については仕切り直したほうがいい”と森氏にも言ったし、民主党政権時代、前原誠司政調会長(当時)がラブロフ外相と交渉する際にもその証拠資料を渡した。」

 「冒頭に述べた”真ん中に戻す”」というのは、ロンドンのダレス・重光会談の前に戻して考えるということ。ロシアは中国ともめていた大ウスリー島も、ノルウェーともめていた北極海も、面積等分で決着している。面積等分はプーチン大統領の領土紛争に関する”伝家の宝刀”といってもいい解決策なのだ。」

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 プーチン氏と森氏の会談では、ロシアの天然ガス開発なども議題にあがりました。電力輸入に向けた動きもあるそうです。これも漫画に書かれていたことですね。

 ソフトバンクと三井物産、そしてロシアの政府系電力大手インテルRAOの3社は、ロシアで発電した電力を日本に輸入する構想を明らかにしたそうです。3社は日露間の送電網の構築に向けて事業化調査を実施し、16年以降の輸入を目指す方針だそうです。

 大前氏はこの件に関し「これは極東ロシアで水力発電をしてサハリン経由で輸入するものだが、私はこれとは別に、サハリンで出たガスで発電し、その電力を直接高圧直流送電網で“輸入”するという案を主張している。この案のメリットは、すぐにできること。水力発電所を造るとなると大ごとになるが、ガスなら簡単だ。」と語ります。

「いずれにしろウラジオストクからのガスのパイプラインやサハリンからの電力輸入に向けた動きは、日露の平和条約締結に向けた交渉も加速することになる。領土問題をめぐって周辺国との手詰まり感のある日本にとっては久々の薄明かりとなる予感がする。」とも。

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via:zakzak

 ともあれ、手つかずの状態にあった北方領土問題や日露平和条約、エネルギー資源協力など、日本とロシアは前向きに動き出したようです。

 また漫画の話になりますが、これまで歴代の総理大臣は就任したら真っ先にアメリカに行くのが通例となっていたところ、森さんは最初の訪問国をロシアにしたことで、政治家としてプーチンと初めて接見することができたといいます。この動きをアメリカ側がどう受け取るのか?今後の展開を見守りつつ、もう一度 『憂国のラスプーチン』を読み返してみたいと思います。大事なことは全て漫画から学ぶタイプでごめんなさい。「主人公は死なない」とか変なポジティブ思想もおかげでもつことができました。別に主人公じゃないんだけど、自分からみたらいつでも自分が主人公なのでじゃあもういいです。

 ていうか騙されたとおもってこの漫画読んでみてほしい。当時まだ私は若かったので、マスコミが報道していたことをそのまま鵜呑みにしてドヤドヤしてたけど、真実はどこにあるのか?きちんと調べてみようという気になるから。

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