6歳のトランスジェンダー少女、学校の女児用トイレの使用を禁止され困惑
2013.3.2 09:00 動画・歴史・文化 # コメント(-)


米コロラド州に住むキャスリン・マティス、コイちゃん(6歳)は、三つ子の男の子の1人として生まれました。生後18ヵ月で既に他の兄弟たちとは明らかに違う成長を見せ、他の兄弟たちが恐竜のおもちゃで遊んでいるのに対し、マティスちゃんはバービー人形で遊ぶのが好きだったそうです。
4歳の時、マティスちゃんは母親に、自分の体がなんか違うと話したそうです。そんなマティスちゃんは6歳になり、地元コロラド州のイーグル小学校に通い始めました。
マティスちゃんは女の子用の洋服を身に着け、女の子のようにふるまっていて、同級生や教師たちも、マティスちゃんを女の子として扱っていました。トイレも当然女児用トイレを使用していたのですが、ここにきて事態が急変。昨年12月より、学校側から女児用トイレの使用を禁止されたそうです。男児用トイレかそれが嫌なら職員用トイレを使うように命じられました。
母親はこの件に関し、「トランスジェンダーという理由で彼女を差別するようなことはあってはならない。体は男の子でもマティスは女の子なのだから。」とコメント。この件を受け、トランスジェンダー・リーガルと国防教育基金(TLDEF)は、学校側が彼女の権利を侵害したと主張し、コロラド州の公民権課に苦情を提出したそうです。
学校側は、「男性生殖器を持つマティスちゃんが、女子トイレに入っているのは、まだ小さいからよいが、これから子どもたちが成長するにしたがって混乱を覚えることになるだろう。」その為の処置だと主張しました。
コロラド州には「コロラド反差別法」が存在し、公立学校におけるトランスジェンダーの生徒に対する差別を禁止しています。学校側の措置は、この法律に反しているとし、トランスジェンダー関連団体は、学校側の対応の改善を要求しています。
トランスジェンダーのこどもたちは、うつ病、自殺などのリスクが高いとされており、アメリカでは、トランスジェンダーの子どもを受け入れる家族の為のカウンセリングなども活発に行われているそうです。
via:abcnews
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