ふんどし姿の男たちが的(マト)を奪い合う日本伝統の裸祭り「破魔弓祭」
2013.1.29 12:00 動画・歴史・文化 # コメント(-)
日本では昔から各地方に伝わる伝統の祭りがあるのはご存じのことと思います。荒ぶる男たちが褌一丁で、裸となってわっしょいするお祭りは日本中どこに地方にも見られる行事ですが、今年の1月16日、熊本県玉名郡長洲町の四王子神社では、約850年の伝統を誇る破魔弓祭(的ばかい)が行われた模様です。
男たちが的を奪い合うことから、破魔弓祭は、“的ばかい”(ばかいとは、奪い合うという意味の方言)の名で呼ばれています。的は16日の朝、洲崎神社に奉納され、その後、長洲町内を通り四王子神社に運ばれます。四王子神社に到着すると、まずは神主が的をめがけ、三本の矢を射る破魔弓祭の神事が執り行われます。
その後、的が参加者に渡されると、冬空のもと締め込み姿の男たちが、威勢のいい「まーと、まーと」のかけ声と共に、体から湯気をたちのぼらせ的を奪い合います。その気迫のこもった勇姿は、境内から有明海に移りクライマックスを迎えます。海の中で奪い合った的は、祭りの後には裁断され、家内安全、無病息災を願うお守りとして各家庭に配られるそうです。via:肥後医育振興会
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