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人は真実と違っている内容を即座に訂正しても、自分の信じたいことしか信じない(米研究)

2013.1.26 09:00 知る面白 # コメント(-)

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米オハイオ州立大学の研究者2人が、人にはデータに対する即時訂正(instant correction)を無視し、拒絶する傾向があることを発見したそうです。 

 研究では、真実でない情報がニュース記事によって即座に訂正された時に何が起きるかを分析、その結果、例え直ぐに訂正されても、自分が信じたいと思った情報は、それが嘘であっても誤りであっても、訂正されたことがなかったかのようにかたくなに虚偽情報の方を信じる人が実に多かったそうです。
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 この研究を率いたケリー・ガレット氏は、「人間は、単純に正確な情報だけをふるいにかけることはできない。誤認識の訂正させるには、根気強く説得していかなければならない。」と語りました。

 実験では、意見の対立が生まれそうな、電子カルテにメリットがあるのかどうかに関する情報を用意し、3つのグループに分けた被験者に渡しました。

 1つのグループには、既に誤った情報が書かれている箇所が斜体でカッコ内に赤で表示され、詳細な訂正がページの下部に書かれているものを渡しました。別のグループには、訂正されていない誤りを含む記事を見せ、その後無関係な作業を3分間させたのち、訂正文を提示しました。最後のグループには、誤った情報だけが書かれた記事だけを渡しました。

 訂正される前の記事は、電子カルテには何のメリットもないというデータが提示されていましたが、そのデータに誤りがあり、結果的に電子カルテにはメリットがあるという事実が導き出されるようになっています。

 その後研究者らは、「電子カルテの利用にメリットはあるのか?」と尋ねたところ、電子カルテを支持する人々は高いスコアを付け、反対する人々はあたかも訂正されなかったかのように回答したそうです。例え間違いが訂正されても、彼らは意見を変えることはなく、情報精度は彼らに何の影響も及ぼさなかったことになります。

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 結局例えそれが真実であっても、人は自分の信じたいことを曲げたくないため、不正確な情報に対する訂正はなんの意味も持たないという結論に至ったそうです。人は真実を湾曲させてでも自分の主張を通してしまうのだそうです。

 相反する意見を持った人々が議論するとき、事実情報を提供することは、論争中の事実に関する理解を促進するための必要条件ではあるが十分条件ではありません。この研究が明らかにしたように、個人は様々なバイアスに影響され、時には注意深く記載された証拠を拒絶してしまうこともあるのです。

 米国ではオバマ大統領は米国生まれでないという誤情報が出回っていますが、どんなに事実を提示しても人々の信念を変えることができないのは、こういった人間の特性によるもので、米国では6人に1人が信じたいものしか信じないという傾向にあるようです。

via:sciencedailytechcrunch

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