銃を自由に持ちたいな。じゃあテキサス州においで!テキサス州長が規制の厳しいニューヨーク州の住人にウェルカム広告
2013.1.21 09:46 知る・歴史・文化 # コメント(-)
米コネティカット州の小学校で起きた銃乱射事件を受け、ニューヨーク州では銃規制が強化されましたが、そんな中、テキサス州のアボット司法長官は、ニューヨークの州民に、規制が緩やかなテキサスへの移住を呼びかけるオンライン広告を始めたそうです。
ニューヨーク州のクオモ知事は15日、弾倉に装填できる銃弾の数を制限することなどを盛り込んだ銃規制法案に署名。先月の乱射事件以降、銃規制強化が実現した初めての州となりました。
来年のテキサス州知事選挙に出馬するとも見られているアボット長官は、選挙資金でニューヨーク市などのニュースサイトの広告枠を購入。このうち1つは、西部劇の手配書のようなデザインで、「WANTED:安い税金とより大きな機会を求めるニューヨークの銃保有者」などと書かれています。
長官はロイターの取材に、この広告について「自由を好む北東部の友人たちを(テキサスに)引っ張る方策だ」と話しているそうです。via:reuters
ちなみにニューヨークでは今月17日、7歳の男子生徒が拳銃をかばんに入れて小学校内に持ち込んだことが分かり、学校が封鎖される事件がありました。この生徒は22口径拳銃1丁を持ち込んでいたそうです。
オバマ米大統領は16日、「攻撃用銃器」の禁止や銃の全購入者を対象とした背景調査の義務付けなど、銃暴力を阻止するための銃規制強化案を発表していますが、銃規制は政界をも巻き込んで混沌としているようです。
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