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「音や言葉が勝手にわき出てくるのです」は本当だった?ラッパーの脳を科学者が調査(米研究)

2012.12.4 09:00 画像面白 # コメント(-)

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 インスピレイションや創造性について質問されたミュージシャンや歌手は、「どこからインスピレイションが来るのかわかりません。音や言葉が勝手にわき出てくるのです。」と答えることがしばしばあります。

 本当にそんなことがあるのでしょうか?この言葉を検証するべく、米国立聴覚・伝達障害研究所の神経科学者のチームがラッパーたちがフリースタイルをしているときに彼らの脳をfMRI(ファンクショナル磁気共鳴画像法)にかけたそうです。そして結論的には脳は、精神のフィルターや検閲がはずされ、無意識の中で言葉や音がわき出てきている可能性が示唆されたそうです。
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 フリースタイルはヒップホップの独特のパフォーマンスで、ひとつのベースをもとに、韻を踏んで即興で歌わなければならないものです。

 この創造的プロセスの間に人間の頭の中で何が起きているかを理解するために、研究者たちはまずアーティストたちに、あらかじめ記憶しておいた一連の歌詞を歌ってもらい、そのあとで、即興でわれを忘れて自由に歌ってもらいました。実験の2つの段階における脳のスキャンを比較することで、大脳のどの領域がラッパーの創造性に関係しているかを観察することができたそうです。

 科学者たちはフリースタイルの間に、ラッパーたちの前頭葉のある前頭前皮質背外側部における脳の活動が減少し、前頭前皮質内側部の活動が増加していることを観察しました。このメカニズムは、創造的プロセスを容易にするために起こるのだと、この研究を率いたアレン・ブラウ氏は主張します。「わたしたちが目にしたのは、創造的でない活動の遂行に関連する脳の領域がある種のリラックス状態にあるということです。これにより、アーティストは周囲の環境に対して注意散漫になり、精神のフィルターや検閲を減らすことが可能になります。こうしたことすべては創造性を促進します」。

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 研究者たちの次の一歩は、創造的インスピレイションが最初に爆発したあと、脳の中で何が起こるかを理解することです。このことは、ラッパーを観察することではわからなかったそうです。というのもフリースタイルでは、即興はパフォーマンスの最初から最後まで続くプロセスだからだそうです。しかし例えば作家や詩人、科学者たち本人を研究すればそれは可能かもしれないとのこと。

 研究に携わったシユアン・リウ氏は、創造的プロセスは連続する2つの段階に分けることができるという仮説をたてました。「最初の段階は、自然な即興で新しいアイデアが生まれます。あとに続くと思われるのは、ある種の再検討のプロセスで、こうした創造が精査され練り直されます」。

 研究の著者のなかには、ラッパーのオープン・マイク・イーグルが名を連ねています。彼もまた即興を行うひとりです。そして彼は「オレは自分のインスピレイションがどこから来るのかわからない。それが即興の性質なんだよ」と主張しているそうです。



ソース:ラッパーの脳の秘密:実験結果 ≪ WIRED.jp

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