女性は絶頂に達すると妊娠しやすくなる(オーストラリア医師研究)
2012.11.8 09:00 知る・面白 # コメント(-)
オーストリアのインスブルック大学で産婦人科教授をつとめるルードヴィヒ・ヴィルト氏が、女性に大量のオキシトシンを投与することによって、人工的にオーガズム状態を作り出し、そこに人工精子して膣内の動きを観察したところ、オーガズムによる子宮の収縮が、精子を妊娠の確率が高まるほうの卵巣へと導いていくことが判明したそうです。つまりは絶頂に達すると妊娠しやすくなるということなんだとか。
ソース:NEWSポストセブン|名門欧州大学教授 女が絶頂達すると妊娠しやすくなると指摘
実験では、カテーテル(医療用の管)で「人工精子」を分娩台のようなものの上に、仰向けになった女性の膣内に2ミリリットル注入し、それが、女性がオーガズムを迎えた際、どのような動きで子宮に吸い込まれていくかを、モニターで観察しました。人工精子は、精子に似せて作られた無害な放射線を発する物質で、2ミリリットルという量は、男性が一度の射精で放出する実際の精子の量とほぼ同じだそうです。
また、女性を疑似オーガズム状態に導くため、大量のオキシトシンが投与されました。オキシトシンは、男女がオーガズムを迎える際に分泌されるホルモンとして知られている物質です。
オキシトシンを投与すると、女性の膣から子宮にかけて、ものの数秒もたたずに筋肉が収縮を始めたそうです。それに呼応するかのように、人工精子が目覚ましい動きを見せはじめました。
女性器がポンプのように働き、精子が卵子を目指して進んでいきます。さらに精子は、右側の卵管ではなく、左側の排卵間近の卵巣につながる卵管のほうに向かって移動し始めるという特殊な動きを開始したそうです。
女性の排卵は、およそ1か月弱の周期で左右どちらかで行なわれます。理由はまだ解明されていませんが、オーガズムによる子宮の収縮は、精子を妊娠の確率が高まるほうの卵巣へと導くことが今回の実験より明らかとなりました。
ヴィルト教授は、「女性がオーガズムに達しなければ、妊娠は成立しないなどというつもりはありません。それは明らかに間違いです。ただし確率は変わるでしょう」と自らの実験結果に胸を張ったそうです。
女性のオーガズムに関する実験は、米ディスカバリーチャンネルの企画として行われたもので、YOUTUBEにその映像が公開されていましたので参考までに。
ディスカバリーチャンネル 女性のオーガズムの研究 #1 - YouTube
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