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ニュージーランドの大学で「ヘビメタ博士」が誕生、ヘビメタファン心理を研究

2012.5.9 09:00 知る面白 # コメント(-)

メタル

 ニュージーランドの大学で、同国で「ボーガン(bogan)」と呼ばれるヘビーメタルファンの社会的習性の研究で博士号を取得した「ボーガン博士」が誕生したそうです。

  このほど「ボーガン博士」号を授与されたのは、ハミルトン島のワイカト大学のデーブ・シュネル氏。同氏は2007年、反社会的で潜在的な危険因子というボーガンたちのステレオタイプに隠れた真の姿を、心理学的手法を用いて解き明かすことを目的に研究を開始しました。
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ソース:ニュージーランド大で「ヘビメタ博士」が誕生、ヘビメタファン心理を研究 国際ニュース : AFPBB News

 自身も熱烈なヘビメタファンのシュネル氏は「ボーガンの日常生活:ヘビーメタルファンのアイデンティティーとコミュニティー」と題した博士論文を完成させ、今週、博士課程を修了したそうです。

 研究資金として10万NZドル(約640万円)を与えられたシュネル氏は、ボーガンたちが集まるヘビメタのコンサートへ出向き、ヘビメタファンであることが彼らの生活に及ぼす影響を調査しました。

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 その結果シュネル氏は、ボーガンたちは長髪にウォッシュジーンズ、黒いTシャツといった外見的特長で自身をボーガンと認識しているものの、皆が同一の人格タイプを持つわけではないことを発見。

 また、他のグループと比べて、特にヘビメタファンが就職など社会的活動への参加能力に欠けるという証拠も無かったそうです。そういった「普通」の場では、ヘビメタファンたちは外見的に控えめな装いをすることで社会に適応しているとシュネル氏は述べています。

オジー・オズボーン(ソース:良い子のヘビメタ学習帳より)
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 自身の研究結果について、シュネル氏は「例えば人事担当者が用いる心理テストは人々を明らかに異なる個別の人格タイプに当てはめるものだが、こうした区別は不可能だということを示している」と語りました。

 シュネル氏の博士論文はスイスやポルトガルの学会でも発表され、この論文について、シュネル氏を指導したダリン・ホジェッツ教授も価値ある研究だと評価しているそうです。

 「ボーガンを事例研究の対象として、われわれのアイデンティティー認識や、コミュニティー理解、その中でのわれわれの活動を追求した。優れた研究だね」と。

ボーガンをパロティー映像(コメント欄より教えてもらいました)

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