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底辺の高校では「1〜100を数える」補習授業がある

2012.2.7 09:00 知る面白 # コメント(-)

底辺 「九九ができない。アルファベットが書けない。底辺校では普通の話」そう語るのは底辺高校の実態をリポートした『ドキュメント高校中退』の著者である青砥恭氏。

 「底辺校の高校生の学力は驚くほど低い。小学校低学年レベルの学力のまま放置され、数学では1〜100を数えさせる補習授業が行われているところもあります」
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ソース:ド底辺高校では「1〜100を数える」補習授業がある | 日刊SPA!

  底辺高校、定時制高校の統廃合の影響で定員割れすることは減ったものの、入学は実質無試験。そのため、LD(学習障害)などの発達障害が放置されたまま入学してくるケースも多いそうです。

 しかし、単純に学力の問題として片づけることはできないそうです。「彼らの多くは貧しい家庭に育ち、まともに勉強する機会すら与えられていません。高校卒業後の進学者が少ないのは親に経済力がないから。底辺校の問題は貧困問題とセットで考える必要があります」と青砥氏。

 *画像と本文はまったく関係ありません。Googleで「DQN」で検索をかけた結果でたものです。
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 大阪府のある底辺校の学食を運営する業者によれば、一番人気は130円のポテトフライだったそうです。「安くて腹持ちがいいから人気で、カツカレー(350円)やうどん(250円)は高くて売れない。底辺校ほど学食がないのは、学食で食べられない生徒が多く、経営が成り立たないからなんです」

 また、青砥氏は「全国の高校を調べたわけではないが」と前置きしつつ、意外な共通点をこう話します。

 「底辺校はたいてい交通の便が悪い学区の端にあります。交通費がないから、自転車で1時間半かけてくる生徒もいる。底辺校の先生は『自宅が学校から遠い生徒からやめていく』と口を揃えます」

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 こうした底辺校の問題をどう解決すればいいのか。民主党の看板政策である高校無償化の影響で、7年ぶりに高校中退から再入学する生徒が増加しました。

 「底辺校の生徒にとって高校が最後の社会との接点。高校中退では仕事も見つけられない。貧困の連鎖を止めるためには、制度として中退をなくす必要があります。そうすれば『ほかの生徒に迷惑になる』と生徒を退学させる先生もいなくなる。ただ、もはや先生だけで解決できる問題ではない。福祉や地域社会と連携して包括的に支援していく必要があるんです」

関連ニュース:「学業成績に遺伝が占める割合は40%」との研究結果アリ>

 天才と一般人の違い何なのか?諏訪東京理科大学教授で脳科学者の篠原菊紀氏によると、「脳の大きさや皺の数は知能とは無関係であることがわかっています。ただ、なかには画像的に記憶できるといった能力、視覚情報処理ネットワークが極めて活発で、強烈な記憶力を持っている人はたしかに存在します。遺伝との関係でいえば、学業成績に遺伝が占める割合は40%、記憶力においては23%という研究があります」とのことだそうです。

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 一般に、脳科学の世界では「天才は遺伝する」とされるが、そのメカニズムには未知の部分も多いそうで、学業面における「天才」と「秀才」の違いについて、「朝倉算数道場」塾長の朝倉仁氏はこう説明します。

 「秀才には静かな子もいますが、天才は賑やかな子が多く、静かな子がいません。彼らは授業中はニコニコしていて、受験前でも悲壮感が全然ない。私が教えた塾生のなかには、開成中を受験するために上京し、試験前夜ずっとトランプやゲームをしていて、一睡もせずに受験してそのまま合格した子が3人います。そのうち1人は灘中にトップ合格しました」

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