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ゲームセンターも高齢化の波。ゲーセンにたまる高齢者たち

2012.1.22 09:00 知る歴史・文化 # コメント(-)

11 かつては若者たちの騒々しいたまり場だったゲームセンターが、おじいちゃんおばあちゃんたちの暇つぶしの娯楽場として急速に変貌しつつあるそうです。

 最近のゲームセンターでは、時間もお金も有り余っていて、メダルゲームマシンの前で数時間を過ごす行儀のよいシニア世代の数が急増しているのだとか。
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ソース:ゲームセンターに進出するシニア世代 写真4枚 国際ニュース : AFPBB News


 少子化により高齢化の加速が予測される日本で、各業界は高齢者をターゲットとした「シルバー市場」に比重を移しているそうで、従来の老人向けの生活に満足できないシニア世代にとっても、ゲームセンターは新たな娯楽を提供し交流をはぐくむ場となっています。

 ゲームセンターでシニア世代が熱中するゲームは、敏しょう性が要求されるシューティングゲームや格闘ゲームなどではなく、スロットマシンのような「コイン」を投入して遊ぶメダルゲーム。

 東京・木場(Kiba)で、7年前にタクシー会社を退職してからゲームセンターに通うようになったという68歳の男性は、「前は家にいて、テレビばかり見ていた。そのままだとボケちゃうから、外に出ようと思った」ことがきっかけだったと語ります。今では3〜4時間をゲームセンターで過ごし、たまったコインを使って遊んでいるそうです。数か月で使った額は最高で約2万円なんだとか。

「コインがたまって、孫が遊びに来ると見せてやると、子供は喜ぶから。袋に入ったのを、ドサッと見せてやる。孫がよろこぶね。(ゲームをすると)孫との意思の疎通があるから」

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 5000億円市場といわれるゲームセンター市場で、シニア世代が占める割合の公式統計はまだないそうですが、ゲーム業界関係者らは皆、シニア世代の数は5年ほど前から確実に増えていると指摘します。

 実際、ゲームセンターはショッピングモールなどシニア世代が日常的に立ち寄りやすい立地にあるという利点があり、ゲームセンター側も、子どもたちが学校にいる平日の昼間にシニア世代の利用を促そうと積極的な動きを見せています。

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 30年前に世界的に人気を博したゲーム「パックマン」を生み出したナムコの広報担当、高野雄二氏は、80年代にテレビゲームの登場で、ゲームに対する違和感がない人が増えたことを指摘。幅広い顧客に対応できるよう、ゲームセンター内にポップな装飾を施したり、動きやすいようスペースを広くとるなど、明るい雰囲気作りを心がけているそうです。

「手先をつかったり、時には考えたりするから、健康というか、老化防止には良いのかなという人もいる」と、セガ広報の田中宏幸氏。会社としてもシニア世代向けの施策を検討中だそうです。

 さらにゲームセンターは、高齢者の出会いの場ともなっています。

 週に2〜3回はゲームセンターに通うという63歳の女性は、「ここなら、別の町から来ている人ばかりなので、余計なことを気にせず悩みなどを打ち明けられる。近所で余計な事をしゃべると、何を言われるかわからないから」と語ります。

 パチンコ店でも平日の昼間は1円パチンコ台にシニアの方々が集っているし、晩年を謳歌するのにいろんな場所が増えていくのはよいことですね。で、若者たちは家に引きこもってごにょごにょごにょと。

関連動画:高齢者が増加する日本のゲームセンタ


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