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渋谷に住むドブネズミを剥製にしてピカチュウに。日本のアーティスト集団「Chim↑Pom」の作品が海外で再び話題に

2011.10.27 09:00 画像面白 # コメント(-)

ラット

 海外サイトにて最近になって注目をあびているのが、2005年に結成された6人組の若手アーティスト集団、Chim↑Pom(チンポム)。wikipediaにも載っている「Chim↑Pom」は、映像作品を織り交ぜたインスタレーションを中心とした展示で、動物の生死や都市におけるタブーなど、刺激的なテーマを次々に扱い、常に賛否両論を巻き起こしています。

 2008年10月に被爆地である広島県の上空に、飛行機雲で「ピカッ」という文字を描いたり、2011年5月には、東京・渋谷駅構内に展示されている岡本太郎の壁画「明日の神話」の右下のパネルの空いている部分に、壊れた福島第1原発を描いたベニヤ板をはめ込んだりして、その都度物議を醸し出しているのは皆様ご存知の通り。

 
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ソース:Chim Pom Turns Street Rats into Real-Life Pikachus | Oddity Central - Collecting Oddities

 今回海外の人気サイト、Oddity Centralで取り上げられていたのは、2008年に発表した、ドブネズミを剥製にしてピカチュウを作った「スーパー☆ラット」。この作品を作るきっかけとなったのは、センター街にいるネズミとピカチュウの着ぐるみで歩いているギャルを見て「同じネズミだ!」と思ったことだそうです。

参照記事: Chim↑Pom:我が道をゆく6人のアートソルジャー

 参照記事によると、ネズミを捕獲することからはじまったそうで、それを剥製技師に頼んで剥製にしてもらい、その後色づけとポージングを。ピカチュウのこのポーズは漫画に出てくるピカチュウのポーズを忠実に再現したそうです。

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 数年前の出来事でも海外サイトを回っていると、周期的に取り上げられているようで、そんなきっかけから、新たに注目を集めたりするわけなのですね。

 ちなみに、渋谷の岡本太郎壁画に付け足した福島第1原発の絵に関して、岡本太郎記念館の館長は、「太郎が生きていても、別に怒らなかったと思いますよ。『ふーん』というだけでしょう」「みなさんはいたずらとおっしゃるけれど、スプレーを作品に吹き付けたり傷つけたりしたわけではない『明日の神話』は後世に残すべき作品だと敬意を払ったやり方をしている。ゲリラ的な瞬間芸として、明らかにアートの文脈で行われた行為です。ただ、作品としては斬新さも感じないし、ほめるつもりもありませんが」と語ったそうです。

岡本太郎「明日の神話」+ 福島第一原発事故バージョン



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