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東アフリカ、過去60年間で最悪の飢饉に

2011.7.31 08:30 画像歴史・文化 # コメント(-)

飢饉

 アフリカ大陸で過去60年間で最悪の干ばつ被害が広がり、 東アフリカでは1,100万人もの人々が深刻な飢餓に直面しているそうです。

 干ばつはソマリア、エチオピア、ケニア、ジブチ、エリトリア含む東アフリカ諸国で深刻な状態となっており、すでに同地域で数万人が死亡、今後さらに飢餓による死者が続出することが懸念されています。同地域の子どもたちに関しては、実に50万人もの子どもたちが栄養失調が原因で死亡する危機にさらされており、そのため過去60年間で最悪となった今回のききんは「子供たちのききん」とも呼ばれています。
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ソース:Famine in East Africa - Alan Taylor - In Focus - The Atlantic
東アフリカ、過去60年間で最悪のききんに直面

 国連世界食糧計画(WFP)ディレクターのジョセット・シアラン氏は、「もうすでに栄養失調の後期の症状を発している状態で避難キャンプに多くの子どもたちが到着しています。このような状態に到達してしまってからでは、十分な食料や医療ケアを与えることができたとしても、生存率は40パーセントに満たないことになってしまいます」と述べました。

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 紛争で領土の荒れたソマリアは今回の干ばつで最も深刻な被害を受けました。国連ソマリア人道支援コーディネーターのマーク・バウデン氏によると、ソマリア南部の2地域では既にききんに直面しており、同国の残りの地域も「ほぼききん状態にある」とのこと。バウデン氏はソマリア人約370万人を救うためにも急速な支援とさらに特別な活動が必要になると強調。深刻なききんにより多くのソマリア南部の住民が同国首都モガディシュやケニア、エチオピアなどの近隣諸国に避難しているそうです。

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 国際食糧支援団体・貧困対策団体らは各国政府や支援機関、個人に対し干ばつの犠牲者を救うために共に行動するように促しています。これまでのところ同地域の干ばつへの支援は米国、欧州連合そして日本が積極的な支援提供国となっているそうです。

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