鎖や刃物で自分の体を傷つけイマームの痛みを体に刻む、イスラム教シーア派最大の宗教行事「アシュラの日」
2011.1.26 21:00 画像・歴史・文化 # コメント(-)
イスラム教シーア派最大の祭り「アシュラの日(Day of Ashura)」は町中が血で染まる日でもあります。
シーア派はイスラム教の二大宗派のひとつで、ムハンマドの娘婿・アリーを初代イマーム(指導者)とし、アリーの子孫のみがイマームとしてイスラム共同体を率いることができるという主張から始まったシーア派。
681年、アリの次男である第3代イマーム・フセインが、イラクのカルバラで敵軍(その後スンニ派と呼ばれる人たち)に待ち伏せされ家族もろとも虐殺されるという事件がありました。このイマーム・フセインの殉教の悲劇こそ、シーア派にとって信仰の出発点であると位置づけ、毎年アシュラの日、人々は鎖や刃物で自分の体を傷つけ、フセインの痛みを自ら体に刻むのだそうです。
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