今日の気になるニュース

カラパイアの最新記事

動画・画像・ニュース紹介ブログ

アンテナ系ブログ

脳構造の違いにあった!?右寄りの考え方をする人は恐怖をつかさどる「扁桃体」が発達している(英研究)

2011.1.1 12:00 知る面白 # コメント(-)

patientdensity 保守的で右寄りな考え方を持つ人は、脳構造が生まれながらにそういう風にできている可能性があることが、英ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジの研究により明らかになったそうです。

 研究者らによると、心配事や情動にをつかさどる、脳の中心部にあるアーモンドの形をした「扁桃体」が、右派志向の人たちのものの方が、より大きいことが判ったそうです。一方、右派志向の人たちは、人生を楽観したり勇気に関係していると言われる脳の「前帯状領域」は通常よりも小さく貧弱なものだったそうです。

このエントリーをはてなブックマークに追加
Political views 'hard-wired' into your brain
(via “右翼的な思考”をする人は脳構造で判る!扁桃体が大きい等の特徴があると判明…英ロンドン大研究


この“驚きの”相関性は、ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジの学者たちによって明らかにされたもので、英国の国会議員2名と多くの学生たちの脳を調査して判明したそうです。これにより、脳の2つの領域の「サイズ」が、政治的見識の如何に直接的な関わりをもつことが判明しました。

扁桃体
scn3_07


 ただし、調査は全て「成人」の脳であるため、それが生まれながらの形質なのか、それとも生育過程の見聞によって脳がそのようになったのかは明らかになっていないとのこと。

前帯状領域
anteriorcigulatecortex



 この調査研究を指導したジェレイント・リース教授は、「脳を見れば政治的スタンスが予知できるということが分かって驚いています。体験を通じて脳の構造が形作られ政治的スタンスが規定される、若しくは体験から生まれる政治的スタンスに応じて、あるいはその結果として脳の構造が規定される…ということを示すもので、大変驚くべきことです」と語ったそうです。

この記事を読んだ人はこんな記事に興味があります

000

ザイーガ - TwitterザイーガのRSSザイーガのFacebook