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露スパイ事件、「素人仕事」にKGBの元凄腕たちが憤慨

2010.7.13 10:28 知る歴史・文化 # コメント(-)

KGB AFP通信の伝えたところによると、「かつて旧ソ連のスパイといえば、複数の言語を自由に操り、絶対に正体をつかませない優秀さで名高かった。そのイメージがすっかり崩れてしまった」として、米当局がロシア人10人をスパイ容疑で逮捕・起訴した事件に、旧ソ連国家保安委員会(KGB)の元凄腕スパイたちは衝撃を受けているそうです。

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露スパイ事件、「素人仕事」にKGBの元凄腕たちが憤慨 国際ニュース : AFPBB News

 今回逮捕されたロシア人たちは、無頓着にソーシャルネットワークサービス(SNS)を使ったり、ロシア語なまりの英語を話していた。元スパイたちは、そんな「アマチュア感覚」を強く非難しているそうです。

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お粗末な手法、「プロ失格」と酷評

「愕然(がくぜん)としたよ。まったくのお笑いぐさだ。これが情報活動だというのなら、彼らのやり方は理解できないね」。かつてKGB要員として長く英国に駐在したミハイル・リュビモフ(Mikhail Lyubimov)氏は、露紙コムソモリスカヤ・プラウダ(Komsomolskaya Pravda)に対し苦笑まじりに語った。「この事件にスリーパー(作戦実行までは全く普通の市民として生活する工作員)なんていないよ。スパイ活動らしい点は全く感じられない」

 スパイ団は、見えないインクやモールス信号、偽造パスポート受け渡しのための同色のバッグ交換といった古典的な手法も使っていた一方、米フェースブック(Facebook)や露odnoklassniki.ruなどのSNSを積極的に活用していた。さらに、公判の最終弁論では、何人かは強いロシアなまりの英語で話していた。これではスリーパー失格だ。

 旧ソ連で最も称賛を集めたスパイの1人で、「ソ連邦英雄(Hero of the Soviet Union)」の称号を持つゲボルク・ワルタニャン(Gevork Vartanyan)氏(86)は、「私から見れば、彼らがインターネット上で行った自己宣伝はプロ失格だ」「情報活動の専門家がそうした行為を許してしまったのは、非常に奇妙なことだ」などと、露紙トゥルト(Trud)のインタビューで語った。

 典型的な旧ソ連の凄腕スパイといえるワルタニャン氏は自身について、「標準的」な水準として8か国語しか話せないと語っている。同氏は第二次世界大戦中から1951年まで、イラン・テヘラン(Tehran)で活動し、1943年のテヘラン会議に集まった連合国首脳の暗殺計画に関与したことで知られる。

それでも本物のスパイ?

 今回のスパイ団事件については、ロシア情報機関の評判を失墜させるための手の込んだ陰謀ではないかとの憶測も飛んでいるが、ある独立系国防アナリストは本物のスパイだとの見方を示す。「スパイ団の活動はばかげたものだったが、彼らは真剣だった。ヘマをやってしまったからには、ロシア対外情報局(SVR)もクビになるだろう」

 このアナリストによると、海外で違法なスリーパーを利用する情報活動はすでに時代遅れで、軍の情報機関であるロシア連邦軍参謀本部情報総局(GRU)は1960年代にこの手法を中止しているという。

 ソ連解体に伴ってKGBの機能のうち対外部門を引き継いだSVRは、1920年に内務人民委員部(NKVD)の「海外部門」として設立されたことに端を発し、今年で90周年を迎える。そんなSVRにとって今回の事件は、非常にありがたくない「誕生日プレゼント」となった。

「わが国のスパイは仕事のやり方を忘れてしまった」と、ロシア下院安全保障委員会のゲンナジー・グドコフ(Gennady Gudkov)副委員長は露紙モスコフスキ・コムソモレツ(Moskovsky Komsomolets)に語った。「今回の事件は、わが国の法制度や治安組織に悪い影響を及ぼしただけにとどまらない。輝かしい情報機関のイメージも崩れ去ったということだ」

KGBによる拷問映像

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