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本邦梅毒500年史「梅毒の症状と歴史」

2009.12.30 21:00 知る歴史・文化 # コメント(-)

baidoku 今年のクリスマスの日に公開されたのがこの「梅毒の症状と歴史」というサイト。なかなか興味深い内容になっておりまして、ザイーガでも前にお伝えした、東京裁判の被告席で東條英機の頭を叩いた思想家の大川周明が、1947年4月9日、正式に裁判から除外された理由は、梅毒による精神障害と診断されたからだそうです。

 また、『解体新書』を出した杉田玄白(1733年10月20日-1817年6月1日)は、25歳の若さで江戸の日本橋に開業、江戸から明治にかけての人々の様々な病気や疾患を見てきたわけですが、次のような衝撃的なコメントを残したそうです。

 「毎年1000人あまり治療するうち、実に700〜800人が梅毒である」

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【本邦梅毒500年史「梅毒の症状と歴史」】(via tamahime_b)

 一方、幕府医学所頭取の松本良順が書いた『養生法』(1864)には、《下賎の人間100人のうち95人は梅毒にかかっている。その原因は花街・売色に規制がないからだ》とあるようで、梅毒が花柳病と呼ばれるのは、このあたりに起因しているとのこと。18世紀中旬にほとんど見られなかった日本国内の梅毒は、19世紀中旬にはかなりの感染者がいたということで、わずか100年ほどで、日本に梅毒が異常に蔓延してしまったようです。

関連記事:東京裁判 - 東条英機の頭をはたく大川周明


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